昇降デスク天板サイズ・奥行きの選び方――二拠点で買い替える基準

デスク環境
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二拠点目の昇降デスクを検討するとき、多くの人がまず見るのは「幅」です。しかし実際に部屋に置いて後悔するのは、幅よりも「奥行き」であることのほうが多いと感じています。奥行きが足りないとモニターとの距離が近すぎて疲れやすく、逆に大きすぎると椅子を引くスペースがなくなります。

私は大阪の拠点にLOOKIT AJ-E1260(天板幅1200mm×奥行600mm)を導入し、半年使ってきました。東京拠点への2台目導入を検討する中で、「同じ奥行きでよいのか、拠点ごとに変えるべきか」を改めて整理する必要が出てきました。この記事では、天板の奥行きが二拠点生活でなぜ重要な選定基準になるのかを、実測と公開スペックの両面から解説します。

結論

ノートPC中心の作業なら奥行き60cm台で十分です。外部モニターを2台以上使う、または資料を広げる作業が多いなら70〜80cmを検討してください。二拠点目を買い替える際は「幅」よりも先に「奥行き」と「部屋の設置スペース」を測ることをおすすめします。

なぜ「幅」より先に「奥行き」を測るべきなのか

デスク選びで幅から決める人が多いのは、通販サイトの一覧表示が幅順にソートされていることが多いからだと思います。ただ実際の使い勝手を左右するのは、モニターとの距離・キーボードを置く余白・椅子を引くスペースの3つで、いずれも奥行きに直結します。

二拠点ワーカーにとってはもう一つ理由があります。東京と大阪でそれぞれの部屋の広さ・間取りが異なるため、「同じ奥行きのデスクを2台」という発想がそもそも成立しにくいことです。片方はワンルームで壁際にしか置けない、もう片方は独立した部屋に置けるといったケースは珍しくありません。

品質管理の仕事柄、製品スペック表を見るときは「公称値がどこからどこまでの寸法か」を先に確認する習慣があります。天板サイズも同様で、多くのメーカーは天板の外形寸法を記載していますが、実際に使える作業面(脚部やコントローラーの出っ張りを除いた面積)はそれよりわずかに狭くなる場合があります。購入前に製品ページの寸法図を確認しておくと失敗が減ります。

奥行き60cm・70cm・80cmで何が変わるのか

奥行きのクラスごとに、向いている作業内容とデスク購入時に意識すべき点をまとめました。

奥行きクラス60cm台70cm前後80cm以上
主な用途ノートPC中心・シングルモニターモニター1台+資料・Web会議デュアルモニター・書類作業が多い人
二拠点での扱いやすさ部屋の広さを問わず設置しやすいワンルームだとやや圧迫感が出る独立した個室クラスの部屋が必要になりやすい
椅子を引くスペースやや窮屈になりやすい標準的なワークチェアなら問題なしリクライニング操作にも余裕がある
参考製品LOOKIT AJ-E1260(所有・実使用)FlexiSpot E7 幅140×奥行70cm(未使用・代表例)特定製品ではなく大型天板クラス全般

奥行きは「どの機材をどれだけデスクに置くか」で必要量が変わります。作業内容別に目安を数値で整理すると次のようになります。

ノートPCのみで作業450mm
ノートPC+外部モニター1台600mm
デュアルモニター運用750mm
モニター+資料を広げる作業800mm
注意

上記の数値は一般的な作業環境をもとにした目安です。実際に必要な奥行きはモニターのスタンド形状や、キーボード・マウスの配置方法によっても変わります。購入前にメジャーで現在の作業スペースを実測することをおすすめします。

LOOKIT AJ-E1260(奥行600mm)を半年使って、奥行きは足りたのか

大阪拠点で使っているLOOKIT AJ-E1260の天板サイズは、幅1200mm×奥行600mm(LOOKIT公式製品ページ掲載値)です。奥行き60cm台は表の分類でいえば「ノートPC中心・シングルモニター」向けのクラスにあたります。

私は大阪拠点でLOOKIT AJ-E1260の奥行600mmを半年使っていますが、奥行きは全く足りています。モニターを2台にするとやや狭く感じるかもしれませんが、2台置いても作業自体に支障はありません。

モニターとの距離感やマウス周りの余白も十分あり、ティッシュなど小物を置くスペースも残ります。ただし本棚のような物を天板に常設しようとすると、600×1200mmはやや狭いと感じると思います。

椅子を引くときの窮屈さは、天板の奥行きではなく部屋のレイアウト(カーペットの範囲内でしか椅子が動かせないなど)次第で、机が原因で窮屈だと感じたことはありません。奥行70cmだったとしても、この点の体感差はほぼ無いはずです。

フットレストを出したときだけやや手狭に感じますが、椅子を後ろに引けば済む程度で、これは70cmでもほぼ同じレベルだと思います。天板上に本棚や固定ガジェットなど物を常設したい人でなければ、モニター・マウス・コンセント程度の使い方なら60cmで全く困りません。

二拠点で買い替えるときの奥行きの決め方

二拠点目のデスクを検討するときは、「今使っている拠点と同じ奥行きにするか」で悩みがちです。ただ実際には、拠点ごとに主な作業内容が異なるケースが多いので、同じ奥行きにこだわる必要はありません。

私の場合、大阪拠点は集中作業が中心でモニターは1台構成のため、奥行600mmで実用上の不満はほとんどありません。一方で東京拠点はWeb会議と軽作業が中心という位置づけなので、仮に導入するとしてもモニター2台構成にはしない想定です。作業内容が変わらないのであれば、同じ奥行きクラスを選ぶ方が合理的だと考えています。

二拠点目のデスク奥行き選定フローチャート。ノートPC単体か、モニターが2台以上かで奥行き60cm台/60〜70cm/70〜80cmの目安に分岐する
二拠点目のデスクを検討するときの奥行き選定フロー

モニターを2台以上使う拠点であれば、奥行70cm前後のクラスを検討する価値があります。このクラスの代表例としてよく名前が挙がるのがFlexiSpotの天板ラインナップで、幅140cm×奥行70cmの構成が公式に用意されています(FlexiSpot公式・天板カテゴリ)。

先述の実感の延長で考えると、FlexiSpot E7のような奥行70cmクラスが向いているのは、天板の上に本棚や固定ガジェットなど物を常設したい人だと思います。モニター・マウス・コンセント程度の使い方であれば、奥行60cm台でも不足を感じにくいというのが私の見立てです。

購入前に測っておきたい4つの寸法

奥行きだけを見ていても、実際に部屋に置けなければ意味がありません。購入前に次の4点を実測しておくと、届いてから後悔するリスクを減らせます。

  1. デスクを置く壁面から反対側の通路までの距離(奥行き+椅子の可動域が収まるか)
  2. 搬入経路の最も狭い部分の幅(玄関・廊下・部屋のドア幅。2梱包配送でも天板1枚は分割できない)
  3. コンセントの位置とケーブルが届く長さ(昇降デスクは電源が必須のため)
  4. 椅子を引いたときに背後の家具・壁とぶつからないかの余白

搬入経路の確認は特に見落とされがちです。LOOKIT AJ-E1260は本体重量36.5kgで2梱包配送ですが、天板部分は1枚物のため、玄関や部屋のドア幅が狭いと搬入できないことがあります。二拠点それぞれの部屋の間取りを事前に確認しておくことをおすすめします。デスク環境全体の初期費用の考え方は「二拠点に同じデスク環境を作る初期費用:10万/20万/40万プラン」にも整理しています。

まとめ:奥行きで選べば失敗しにくい

天板サイズ選びで最初に見るべきは幅ではなく奥行きです。ノートPC中心なら60cm台、外部モニター1台+資料仕事なら70cm前後、デュアルモニターや書類作業が多いなら80cm以上を目安にしてください。

LOOKIT AJ-E1260の奥行600mmを半年使ってきた実感については本文中に記載した通りです。二拠点目を検討する際は、拠点ごとの作業内容を見直したうえで、同じ奥行きにするか変えるかを判断することをおすすめします。

こんな人におすすめ
  • ノートPC中心・シングルモニターで作業する人は奥行60cm台で十分
  • 拠点ごとに部屋の広さが異なる二拠点ワーカーは、作業内容に合わせて奥行きを拠点別に決める発想がおすすめ
向かない人
  • デュアルモニターや資料を広げる作業が多いのに、狭い部屋に奥行60cm台のデスクだけを置こうとしている人(作業スペース不足になりやすい)
  • 搬入経路を確認せずに大型の天板を選ぼうとしている人

LOOKIT AJ-E1260を半年使った詳しいレビューは「LOOKIT 電動昇降デスク AJ-E1260 を半年使ったレビュー」にまとめています。あわせてご覧ください。

Photo by Robert Bye on Unsplash

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